小矢部オフィスの
竣工にあたり
小矢部オフィスの概要
建設地 | 富山県小矢部市芹川4046番地 |
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構 造 | 鉄筋コンクリート造 |
規 模 | 2階建、敷地880坪、延床面積255坪 |
コンセプトConcept
堅牢に作る
- 堅牢な構造・外装
- バランスよく耐震壁を配した簡潔な構造
本社同様、外装材の中で最も耐久性が高いタイルを採用
- 高強度コンクリートの採用
- コンクリート中性化を遅らせ、鉄筋を長期間 保護・・・長寿命
更新性を高める
100年の間に10回程度考えられる空調・電気などの諸設備を、最小の工事で更新。LED照明:20年/空調機器:10年など、いわゆる「道連れ工事」を生じない
寛容な在りよう
- 脱化石エネルギー、見通せない時代の変化に対応
- マクロエネルギーからミクロエネルギーへ(地産地消)
太陽光発電、電気自動車、バッテリー、ヘロブスサイト発電シートなど、シンプルな構成が、未来の変化に柔軟に対応
サスティナブルに作る
より少ない化石エネルギーで快適に
同時に、地球規模の気候変動・温暖化に対応
サスティナブル(持続可能な)とは、主に自然にある資源を長い期間維持し、環境に負荷をかけないようにしながら利用していくこと
- 風・吹き抜けを介しての気流のデザイン
- 春・秋の中間期は、吹き抜けを介した自然換気を行い快適な環境を実現。冬季は壁に内蔵されたサーキュレータシステムで暖気を1階へ、夏季は2階の熱気を排出
- 小矢部の「豊かな水」を冬季の融雪と同時に、夏季でも活用
- 屋上に多孔質の浅間砂利を敷込み、散水することで屋根面を冷却し室温を約4度下げる
- 硝子に直射光が当たらない窓。室温を上げない
- 床用のグレーチングを活用し春から秋までの日射を遮る
- 緑陰
- 南側に高木(7mピッチでシカラシ) 将来、道路景観の形成とともに「緑陰」による冷房負荷軽減を期待